昨日は打ち合わせの前に、原宿ギャラリー38にて細井美裕さんというサウンドアーティストの展覧会、「ステイン 」を見て来ました。音が空間をどう変えていくか、音がどう私達に作用するのかを追求しており、エアコンの音かと思っていたものがスピーカーから出てたり、なんとも不思議な空間。
自分は音楽を作る事を仕事にしてるわけですが、実は音そのものの楽しさ、面白さというのが音楽の前にあります。音に触れるように、そして彫刻をするように音を形作っていくのは、実は音楽を作る人には必要な感覚です。メロディーやコード、リズムの前に音そのものがあり、その音がどう動き出すのか。それで音楽はもっと豊かになっていきます。そんな事を思い出させてくれた展覧会でした。
結局何か叩いたら面白い音がしたとか、そういう楽しみ方ってとても原始的で、普遍的。子供も大人もそういう感覚ってあると思うんだよね。クリスマスという子供が喜ぶ日に、そんな事を思い出すのはサンタさんからのプレゼントかもしれない。そんなこじつけをしながらみんなに届けるメリークリスマス。
新しいDAWソフトを覚えなきゃいけないので、クリスマスソングのカバーをしてみました。好きに作ったらロックンロールになってしまった。この間京都芸術大学の講義で視覚から曲を作る事をやったから、自分的にはサンタ姿のボニー&クライドを思い浮かべながら作りました。拳銃ぶっ放しながら、車で逃げてるイメージ。笑いながら町中をぶっ壊す感じ。そんな暴力的なエガワヒロシサンタからのささやかなプレゼント。楽しんでもらえたら嬉しいです。