2023年から始めた京都芸術大学での音楽講座。iPhone1台で音楽を作る方法を教える講座なんですが、もう次回で6回目になります。色んな所でこの話をすると、受けてみたい!って人が結構いるので、今回ちょっと紹介。
まず、この講座はオンラインで受けるものになります。なので住んでいる場所は関係ありません。そして現役の学生さんだけが受けられるわけではなくて、外部にも開かれています。なので毎回幅広い老若男女が集い、授業が行われます。
そして本当に全く音楽を作った事が無い人でも問題ありません。というか基本的にはそういう人が初めて曲を作る体験をしてもらう講座です。なので、初めて自分の曲が作れた喜びを見せてくれる人の姿が毎回見られて、自分的には大きな喜びです。
そして授業は2つのパートに分かれていて、自分の教える音楽制作と、ユニバーサルミュージックの森さんによる、その音楽が作られた背景やその時代の文化の解説の二本立てです。森さんはレコード会社で営業から制作まで幅広く活躍された方で、あの徳永英明さんのカバーシリーズを作ったディレクターでもあります。その知見を惜しみなく話してくれます。
講座は基本土日に行われて、土曜の午後と、日曜日朝から夕方までの二日間です。
まず操作説明をして、デモ曲を作ってもらう授業が1コマ。次に今回のテーマに沿って、既存の楽曲を自分が解説する授業が1コマ。その後は森さんの音楽文化の解説が日を挟んで2コマあります。次に自分が楽曲のテーマに沿って目の前で曲を作ってみせる授業が1コマ。この時は作曲家がどんな事を考えて作っているのか、喋りながらやるので、音楽作りに興味がある方は必見です。そして次の1コマで生徒さんに実際の制作をしてもらいます。そして次のコマで途中でも良いので、それぞれ出来た曲を聴かせてもらい、その場で自分がアドバイスをする授業が1コマあります。そして最後にジャンルを問わない質疑応答をします。操作や今回のテーマについての質疑応答は授業中でも勿論受け付けています。
これが授業の全て。1コマは80分。最後の質疑応答だけ40分になります。なかなかのボリュームですが、充実の体験にはなるかと思います。授業料は1万5千円。
あ、そして講義が終わりましたら、テーマに沿った曲を作って後日、課題を提出してもらいます。それを自分と森さんが評価します。そこまでで授業は終わり。
ちなみに今回のテーマはモータウンから連なるベースラインについて。現代のポップミュージックの礎を作った音楽工房モータウンからは、芳醇なベースラインが沢山生まれていった事を踏まえ、k-popやポカロに至るまで、ベースラインがどう変わっていったのか、どんな特徴的なベースラインがあるのか、解説をします。そしてベースラインの入った曲を作ってもらいます。
森さんからはモータウンに絡めて、ブラックミュージックの歴史にも触れてもらえるかと思います。
という事で次回の講座は3月1日から2日になります。申し込みは2月19日まで。もし興味がある方は是非参加してみて下さい。そして、自分の先生姿が見られるレアな時間です(笑)いや先生をやる事になるなんて思わなかったよー。人生は何があるかわからんねえ。
楽しい時間は保証しますので!よろしくお願いします!
https://air-u.kyoto-art.ac.jp/gakusha/learning/G2445232