今日も朝から仕事。2つの案件の曲を提出して、2つの資料もまとめた。早朝は読まなきゃいけない本も少し進めたし、今日はもう仕事を終えて、お風呂でも入ってライブ見に行く事にした。
今では音楽を沢山作っていても自分の曲を作る訳ではないし、そもそも曲を作らない仕事もあって、自分の音楽の時間はほとんどない。それでも合間合間にアコギを持って歌は歌ってしまう。そして、意外に歌を歌うのが好きな自分も発見している。シンガーソングライターとしてメジャーデビューしたけれど、ずっと歌がコンプレックス。今でも自信はない。だけど歌を歌う喜びみたいなものは感じている。
歳をとるごとにファルセットが全く出なくなった。今はミッキーマウスのモノマネも出来ない。理由は全くわからない。昔は全然出てたのに。イップスみたいなものかもしれない。「LOVE」という曲で必ずファルセットがあって、それが出るのか毎回ライブで声を出すまでわからなくて、その緊張感にいつも囚われていた。そしていつしか全くファルセットが出なくなった。きっとこれは身体的な事じゃなくて、心の問題だと思う。
音楽を作る人が心を病んでる必要も、不幸である必要もないけれど、繊細ではないといけないと思ってる。そして繊細ということは、柔らかい場所をむき出しにしてるわけで、それは結局心は傷つきやすいし病みやすく、それによって不幸になる人も多い。でも不幸が曲を生むわけでも、芸術性を高めるわけではない事は強調したい。繊細ではないといけないが、不幸である必要はない。これだけはずっと心の真ん中に置いて生きている。
どうにかファルセットを取戻す方法はないのだろうか?今の仕事がひと段落したら、ボイトレに通うかなぁ。歌上手くなりたい。今でもそう思ってる。