林邦洋というシンガーソングライター

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昨日は林邦洋君の25周年ワンマンライブへ。彼とは同期なんです。デビュー時期が一緒で、ラジオ局周りをしてる時に話しかけられて繋がりました。その話しかけて来た言葉が「気になってました」という何とも味わい深い言葉で(笑)それからはライブを一緒にやったり、飲みに行ったりの仲。


偶然同じくデビューが同期のゴメスの山田君と隣で見ました。ベーシストの石村順さんにも会えたし、broken TVでお馴染みソイチャンネルも。音楽に深い人達大集合。林君のワンマンだというのもあるけど、デビュー時にサポートしてたヨシンバがまた揃ってサポートというのも胸熱案件。音楽愛が溢れた吉祥寺キチムでした。


林君の音楽はやっぱり頭と心に焼き付いてる。覚えてるもんだなぁーってビックリした。他で同じような人はいない。独特な温度と湿度。日本文学的な織り目正しさと、昭和の文豪のような無骨な感触が混じる特殊な音楽。それでいてオルタナティブな佇まいは強く、昭和フォーク的な感触はほぼ無い。


最近良いライブを見ても、バンドの音楽が多く、シンガーソングライターが弾き語りでなく、バンドという形でライブを見れる事は少ない。そんな中で、きっちりバンドでの演奏を披露した事を凄く評価したい。そしてそれが林君のバイタリティだけではなく、バンド側からの林君への愛情がある事がとても感動的だった。


シンガーソングライターは孤独なんです。それを支える人達がいる事は、その当人の音楽的魅力があるのは当たり前の話なんだけど、友情もある。自分も田村君やミッキー、青木君やSABBAさんやジュンヤ、ミムラスや吉田君にも感じてる。しまっちや堀尾さん、赤尾さんにも。その音楽愛と人間への愛情が無い混ぜになってる感じがとても感動的で。感謝の気持ちだけじゃなく、胸がギューっとなる瞬間があった。みんなに感謝は当たり前なんだけど、それ以上の気持ちが見えた。


林君は本当に不器用で。それが全面的に音楽にも表れてる。でもそれがマイナスではなく、個性として現れるのが音楽の面白い所。林君の誰にも真似出来ない魅力は、そんな所に隠れている。


25年音楽活動を続けるというのはそんな簡単なことでは無い。続けるというのは本当に大変な事だと思う。林君の音楽は終わらない。まだまだ続いて行く。それが見えた事がとにかく嬉しかった。そしてそんなの当たり前でしょ?そんな風にすら思う音楽の強さが嬉しかった。本当に刺激を受けました!自分もライブやりたくなったなぁ。林君25周年おめでとう!益々の活躍を期待してます!