仕事には2段階あって、とにかくアイデアを捻り出す段階と、とにかく手を動かしたりする作業的な段階がある。音楽を作る仕事だとアイデアの方ばかりだと思われがちだけど、実際には頭に浮かんだシンセを打ち込むとか、手を動かす作業も多い。でも重要なのは圧倒的にアイデアを捻り出す時間。
これは音楽だけじゃなくて、どの仕事でもそうなんだなと最近は感じる。自分は締め切りのだいぶ前にこのアイデア出しは終わってないと焦って何も出て来なくなるタイプ。手を動かすのは直前でも良いけど、とにかくアイデア出しは前もってやりたい。
アイデア出しに良い時間だなと最近思っているのが起きた直後。歳もとって寝るのも早いので、早ければ5時台、遅くても6時には目を覚まし、ベッドの中でずっと何かを考えている。ただ、これは誰から見てもただまどろんでいるだけなので、これを労働時間と認めてもらうのは難しい。でもこの時間が1番重要で、1番働いていると言っても過言ではない。ゴロゴロー、ゴロゴロー。
ベッドがとにかくアイデアの宝庫で、PCの前では何も浮かばないのに、寝室に行くと急に思い浮かぶ事も多い。1番リラックス出来る場所だからなのかなぁ?次はお風呂。1番過ごすリビングでは、何かが生まれることはほぼない。
とにかくゼロからイチを見つける。この作業が全ての仕事、全ての表現のスタート。これがないとどうにもならない。という事で、ただいま横になりながらただボーッとする時間を過ごしています。でもめちゃくちゃ頭使ってるからね!今フル回転だからね!と誰もいない家で叫んでみる。まあ結果を出せば良いだけだけどね。仕事ってそういうもの。過程なんて知ったこっちゃない。無慈悲なくらいに。
さあ神にでも祈ってみるかねえ。急に来るからなぁ。ゼロイチのアイデアって。