思い出

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今朝、ウォーキングしてたら、喪服でLuupに乗ってる人を見た。悪い訳でもないけれど、とても違和感があった。悲しい思いは、あの乗り物にしっかり乗るのだろうか?大事なものがこぼれ落ちそうな気がする。


姉から連絡があって、おじさんが亡くなった。おじさんはうちの父親の弟で、6人兄弟の2番目。上2人が男で下4人が女という構成。女性で上から2番目のおばさんは亡くなってるので、父親の兄弟では2人目の訃報。


おじさんは色々複雑で、小さい時に口減らしの為か、他の家に出されている。昔はよくあった事だけど、長男さえいれば良いという当時の風潮に人生を狂わされた。次男のおじさんはどんな気持ちだったのかはわからない。でもそれはおじさんの態度に如実に現れていた。昔は毎年、親族が集って旅行する「江川会」というのが、うちの父親の親族では開かれていた。みんなで旅行してご飯食べて、従兄弟同士で遊ぶ。その時もどこか冷めた目線があった事を思い出す。境遇を考えれば、この場所は何だ?って思いがあってもおかしくはない。


でも自分にはそんな姿は関係なく、優しいおじさんだった。さらに従兄弟とは本当に仲が良かったから、正月や夏休みにじいちゃんばあちゃんがいる我が家にも遊びに来てくれて、笑い話をよくしていた。それもじいちゃんばあちゃんが亡くなると、ほぼ年賀状のやり取りくらいになった。


色んな訃報が届く。もうこの歳になったら当たり前の話だし、ただ受け入れるしかない。人は生まれて、いずれ亡くなるものだから、その摂理には抗えない。でも思い出は落とさないように、大事に歩いていきたい。残された人に出来るのは、それくらいだと思っている。