訃報が届いた。新宿時代の一輪車チームのチームメイトのお父さんで同い年。娘を通じて知り合ったけれど、もう娘の事は関係なく話が出来る関係で、それは友達と呼んで良い関係だった。心不全で突然の事。
言葉が出ないとはこの事で、病気をしていたとか、高齢であるとか、何も当てはまらない。自分は小さい時からいつも葬式にいる「葬式っ子」と親戚の間で呼ばれていて、人の死に慣れている方だけど、今回は驚きが隠せない。従兄弟が2人それぞれ亡くなった時、義理の兄が亡くなった時、あとは橋口君が亡くなった時。あれ以来の衝撃かもしれない。
娘のたおにとって、初めて近しい人が亡くなった。ただもう戸惑いの顔。死というものがまだちゃんと理解は出来ていない。驚きが全てを包み、言葉を失っていた。
この間、家のブレーカーが上がらなくなって、相談したのはこのお父さん。そしてその夜に、偶然寿司屋で会い、一緒にご飯を食べた。あの時も元気で、楽しく喋ったのに。あの偶然も何かの知らせだったのだろうか。
同い年の訃報はズシリと重い。自分の命の事も考える。最近訃報が多い。敏感になっているだけかもしれないけど。
ただただご冥福をお祈りします。