帰りの新幹線。今日は朝は4時半に起きてしまったし、体も頭も疲れているし、眠いはずなのに頭が興奮して眠れない。仕事で一つ山を超えた事実に、安堵感より興奮を覚えているのかもしれない。
すぐ眠れなくなるのはいつもの事だ。悩みでも、興奮でも、まあすぐ眠れなくなる。不眠症ってやつ。でも大丈夫。それが2日続く事はないから、心配はいらない。でもこのこめかみと、鼻の付け根のあたりにある鈍い痛みはいつものやつだ。
目を閉じても眠れないから、暗い夜の車窓を眺めながらぼんやりしている。お腹はいっぱいだし、酒も飲んだから、ただお茶を飲みながら、何もせず、ぼーっとしている。
マンションや家々から漏れる光を見るといつも思う。あの光の数だけ、誰かが暮らしている。その誰かは何か仕事をして暮らしている。仕事というのは大変だ。お金をもらうというのは凄い事だ。そんな偉業を、あの光の数だけの人が達成しているのだ。色々あるだろうけど、それだけでも褒めて良い気がする。そしてこんなにも仕事があるという事に、改めてびっくりする。
家に帰ったらお風呂に入りたい。そしたら眠くなるかもしれない。とにかく今日の自分にはお疲れ様を言いたい。よく頑張った。役目は果たせたと思う。うん。
