長嶋さんが亡くなった。この一言で通じてしまうのが凄い事だなと思う。全国に長嶋さん、更に音でいえば長島さんも、永島さんも含まれるわけで、有名人にだって沢山いる。それでも長嶋さんと言ったら、だいたいの人が長嶋茂雄さんを思い浮かべる。これぞ大スター。
僕の年齢では、現役時代はうろ覚え。引退は1974年で、その頃は3歳だからそりゃそうか。王さんのホームラン世界記録はリアルタイムで覚えているけれど、長嶋さんの記憶は監督になってからしかない。
それでもスターのオーラは感じてた。実力とはまた違った何か。サッカーの話で申し訳ないけど、ロベルト・バッジオがボールを持つと、みんなオーラを感じて飛び込めないそうだ。それと同じものが長嶋さんにもあったんだと思う。そう感じるくらい、何かが他の人とは違って見えた。
いやしかし、背番号の日(3日)が命日となり、年齢は89(野球)で亡くなるってどこまでスターなんだろう。野球に愛された男。ベースボールの時代ではなく、野球の時代。大谷という世紀のスーパースターが現れて、長嶋さんが亡くなる。スターのバトンは渡された。時代が動くってのはこの事。今年はそういう年なのかもしれない。自分の人生も激変中だ。
長嶋さんのご冥福を祈りながら、昨日は3杯お酒を飲んだ。2杯ではダメで、4杯は許されない。それが長嶋さんへの礼儀。