フィルターバブル

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毎週月曜日。Spotifyが自分の好みに応じて知らないアーティストの曲を選曲してくれるディスカバーウィークリー。これを毎週チェックしているけど、今日は凄かった。


もう完全に自分の好みを把握されている。最近は勧めてくる音楽が予想通り過ぎて、言語化も容易に出来る。まずインディーポップやインディーギターバンドの流れが真ん中にあって、そこと地続きなEDMからテクノまで跨がるシンセサイザーミュージック。そのダンスミュージックの流れでファンク、ディスコ、フィラデルフィアソウルがあり、それに繋がるジャズも選ばれる。あとはビートルズ流れのポップやロック。こんな簡単にレジュメ出来る音楽を、毎週勧められている。その容易さが少し怖くなった。


これは正にフィルターバブルだ。このバブルの中にいたら、新しい流れには出会えない。この歳になってもまだ新しい音楽を探す人は、もう少ないかもしれないけど、やっぱりまだ音楽への探究心は衰えない。昔みたいに知らない音楽があるのが許せない!ってほど傲慢ではなくなったけれど、今でも知らない音楽を知る喜びは格別だ。


フィルターバブルの外に出るのは意外に難しい。思想の世界もそうだよね。偏った世界にどっぷりの人の発言は怖い。そこを抜ける鍵は、色んな人と会う事かな?と最近は思ってる。出会いが自分の新しい扉を開けて、凝り固まったものを解してくれる。新しい音楽も人から教えてもらうのがいいなと思う。


やっぱりドアは開けておかないといけないな。新しい風はそこから吹いてくる。みんなのドアは開いてる?鍵も開けておくくらいが良いかもよ。