テイラー・スウィフトや、サブリナ・カーペンターなどのプロデューサーであり、ブリーチャーズのジャック・アントノフが、インタビューで音楽の優位性に付いて言及していた。ジャックは「映画や本は自発的に手を伸ばさないといけないけれど、音楽は自然に耳にしてるうちに好きになったりする」と言っていた。そう、音楽の敷居は低く、たとえ意識的な人や敏感な人じゃなくても、日常的に音楽には触れることになる。とても特異なアートフォームだなと思う。
いよいよ明日は京都芸術大学での講義本番。もう5回目になるのかな。まだまだ慣れたとは言えないし、今回は約半年ぶりなので、ちょっと緊張もしてます。でも、音楽を初めて作って、その自分の作品の出来に喜んでる姿を見るのは、とても嬉しいんです。仕事に喜びが伴うなんて、素敵な事だなぁーとも思います。
これを始める前に森さんと話してたのは、音楽を作る事を特別な事にしたくないって事。今はテクノロジーの力を借りれば、誰にでも出来る事で、作る喜びを感じて欲しい。勿論向き不向きもあるだろうし、無理にやる必要はないけど、自分の中から何かが出来上がる経験。0から1が生まれる事を経験して欲しい。その経験があるかないかで、人生の彩りは変わると思ってます。
今回のテーマはCM音楽から学ぶ音楽制作術。自分のパートに関しては、CMというか、映像や絵、写真などの視覚からインスピレーションを得て、曲を作るという事をやろうと思ってます。特に視覚から着想を得て、そのイメージに合った音作り、シンセの音作りも教えようと思ってます。
準備はとりあえず整ったかな。これから荷物を詰めたり、忘れ物がないか最終チェック。台本の印刷もしないと。これが終わったらまた次に全力投球ですけどね。終わりがない。