2014-01-01から1年間の記事一覧
マーズヴォルタのアフロ二人と、レッチリのフリーが組んだというスーパーバンドの1枚目。このアルバムが2014年終わりのR&Rアルバムとしてもう最強なんです!このメンバーで考えるとヘヴィロック気味な作品を思い浮かべるんですが、もうこれはそんな音楽じゃ…
アメリカの女性ミュージシャン、メリル・ガーバスの一人ユニットがこのチューンヤーズ。この人は昔アフリカに住んでたことがあるらしく、その影響からかどこかアフリカを感じさせるところがある。でも今までのアフリカを感じさせる音楽と言えば、パーカッシ…
エルレガーデンで一度トップに立った細見さんが組んだバンドということで、最初から注目を集めてましたが、このバンドの進化には本当に目を見張るものがある。だいたいエルレガーデンのようなわかりやすい音楽をやっていたアーティストは、新しくプロジェク…
フレーミングリップスが多数のゲストと共にビートルズのサージェントペパーをカバーしたアルバム。フレーミングとビートルズなんて最高以外にないでしょ。しかもサージェントペパーズですよ。ビートルズと比べてもサイケデリック感100倍。もうやり過ぎなくら…
80年代に起こったサイケデリックムーブメント、ペイズリーアンダーグラウンドの中から出てきたバンド。隠れ名盤とよく言われる奴です。音楽的には60年代の匂いを強く残したギターポップで、まあ言っちゃえば何の変哲もないんだけど、ギターポップに革新性と…
最初から凄まじいノイズが溢れだして度肝を抜かれるライブアルバム。僕は基本的にライブアルバムって好きじゃなくて、ライブはその場にいてこそ、って考え。だって演奏はスタジオ録音に比べたら落ちるのは当たり前だし、その場の熱みたいなものは、なかなか…
高橋幸宏さんを中心に高野寛さん、高田漣さん、権藤知彦さん、堀江博久さんといった最近YMO周りでよく名前を聴くメンバーと、原田知世さんを加えて組まれたバンド。とても幸宏さんらしい、クールで、端正で、それでいてポップな音を奏でてくれます。僕はYMO…
70年代の音楽ってパンクが出てくるまでそれほど熱心に追ってないんですが、グラムロックと、それに続くモダンポップと言われるような音楽はとても好きです。その中でもT-REXとデヴィッドボウイは別格。特にこのくらいの時代のボウイは音が尖がってて僕にはパ…
プリンスの新作でございます。あんだけもめたワーナーに戻ってリリース。 まあ多少は時代に寄り添ってる感もありますが、いつものプリンス節健在。プリンスの音楽はよく聞くとシンプル。ドラムなんてドン!パン!だったりするからね。でもギターのカッティン…
ついに手に入れたジュンジュラの3枚目。いやーやっぱりかっこいい!前から持ってたリリカルな側面はそのままに、ひとつひとつの音の強度を上げ、バンドの音がスケールアップしてる。そしてシンプルにドラム、ギター、ピアノ(ベースレスなんです)それぞれ…
タワーで試聴して買ったバンド。最近イギリスを感じるバンドがまた少しずつ出てきた気がします。このマーチャンダイズって読むのかな?これがシンプルマインズとかあのあたりのちょっと微妙なビッグサウンドも感じさせるところが良い。あの当時を感じさせる…
音楽に対して暖かいだの冷たいだのって変な話なんです。だって音楽に温度はないから。でもこのブロンドレッドヘッドの音楽はいつもひんやりとした質感を思い起こします。音はいつもシンプルで、でもひとつひとつの音が研ぎ澄まされた彫刻作品のよう。ただ音…
南アフリカ出身の4兄弟バンドの1枚目。これ2012年リリースなんですね。注目が集まって1枚目再発パターン。 これはタワーレコードの試聴で即買いでした。民族音楽的なところと暑苦しいロックが合わさり、さらにどこかマムズをイメージできるフォーク感、プ…
日本屈指のポップとオルタナの綱渡りを続けるバンド、くるりの新作。くるりは元々たくさんの音楽を吸収して吐き出すことを繰り返してきましたが、このアルバムでその作業が見事に結実した気がします。くるりとは?という問いに答えたようなアルバムだと思う…
あのラフトレードが契約した黒人シンガーソングライター。黒人らしいブルース、R&Bの感触はあるんだけど、かなりラフなガレージサウンドでR&Rそのもの。でもそれでいてヴィンテージ感だけが強いわけではなく、なんか今も感じさせる。ホワイトストライプス的…
今やウェブにおける音楽ニュースの第一人者となったナタリーの社長、大山卓也さんがナタリーとはどういうものなのかを赤裸々に語っている著書。僕はナタリーができる前に、卓也さんや津田大介さんがやっていたネットラジオに参加していたので、ナタリーの立…
アメリカインディー界の良心。着実な歩みで全米トップ10まで上り詰めたスプーンの8枚目のアルバム。全米4位でありながら、非常に実験的な作品だった前作の後、それぞれが個人活動を行い、たっぷりとエネルギーを取り戻して再集結。今回もオーセンティックな…
歳をとったからか、複雑な音楽とか、激しい音楽に興味なくなってきて、なんとなく避けて通ってたのがこのマーズ・ヴォルタ。アット・ザ・ドライブインは好きだったから、元メンバーの主軸二人がやってるし、気になってたけど、聞こえてくる話題が全然引っか…
僕にとってショーンレノンのソロ1枚目と2枚目は大好物アルバムで、特に2枚目は心の10枚レベルなわけです。なのでずっとあんなセンチメンタルなメロディーのシンガーソングライターアルバムを期待してるんですが、なかなか作ってくれない!!もうイライラーっ…
今の時代にツインピークスの世界を甦らせたようなシンガーの2枚目。相変わらず黄泉の世界の入り口のような、美しくもどこか悲しげで、それでいて魂が昇華されていくようななんとも言えない世界が広がります。相変わらずサウンドメイクが絶妙。PCでなんでも…
今週は村上春樹のこの短編を。村上春樹作品はもうすべて読んでるんですが、短編は久しぶりの感じがあります。今回は愛した女性がいなくなった後の男たちについて。それは喪失感って言葉だけではない、なんとも言えない複雑な気持ちを丁寧に綴っています。最…
デトロイトのソウルシンガー、カーティスハーディングのデビュー作。まずデトロイトってだけでいい。ソウルといってもガレージロック寄りの音で非常に激しい。この人をフックアップしたのがイヴサンローランの音楽大好きディレクターのエディスリマン。いい…
最近自分の中でベックブームが来てるのでこの1枚目を。昔新宿にあったヴァージンメガストアでうろうろしていると、流れてきたスライドの音とブレイクビーツ、そして気怠い声。これにピンときた僕はDJブースにまっすぐ向かう。するとそこには知った顔が。今…
アズティックカメラの紅顔の美少年も年をとり、すっかり大人のシンガーソングライターになった。そんなロディフレイムの新作。この人は思った以上にギタリストなんだなぁーというのを感じます。元々ギター上手かったけど、シンプルなサウンドの中でサウンド…
僕は洋楽にだけ影響を受けて日本の音楽なんて知りませんよー!なんて顔して、実際は雰囲気だけで、英語詩で最先端というかおしゃれでモードな気分に浸ってる音楽ってあんまり好きじゃなないんですよ。けっこういると思うんですけど。それでこのOLDE WORLDEも…
イギリスのバンドから面白さが消えてだいぶ経った印象があります。これはレディオヘッドという素晴らしいバンドの存在の負の側面があると思うんだけど、深くて思慮深くて難解な音楽でないと認められなくなってきた。でもイギリスの音楽の面白さって、元々あ…
今や英国新世代の旗手から、次の王道を生み出す存在になったホラーズの4枚目。いやまさかあんなゴシックなホラーズがこんなバンドになるなんて。まったく信じられん。 前々作でシューゲイズサウンドに踏み出し、そこを基本にしながらどんどん今まで聞いたこ…
ネプチューンズのプロデュースでデビューから注目され、最近はEDMの女王と見られていたケリスがなんとニンジャチューンに移籍し、TV ON THE RADIOのデイヴ・シーテックをプロデュースに迎えた新作。元々ニルヴァーナのカバーをしたり、R&Bの枠に収まる人じゃ…
ご多分に漏れず我が家でも「レリゴー♪」がヘヴィローテーション中です。娘のたおが完全にはまっております。でも曲も良いし、アレンジも面白いし、一緒に聴いてても全然嫌じゃない。しかも松たか子の歌が素晴らしい!なんだろう?歌手で歌の上手い人になると…
最近完全にツェッペリンブームが来てるので、この70年代の最重要バンドと言っていいツェッペリンの1枚目を。僕はハードロック門外漢なので、むしろ避けて通ってきたんだけど、食わず嫌いをやめて聞いてみたら、この太いグルーヴと多彩な展開、思ったより…