2015-01-01から1年間の記事一覧
今年最後に衝撃の出会い。レコード屋で「アークティックモンキーズとレッチリの出会い」って書いてあって、バンド名に聞き覚えもあったので聴いてみたら、あまりに好みの音でびっくり。ファストな楽曲から距離を置き始めたくらいのアークティックに凄く近い…
今年のベストアルバムが出始める時期ですが、どこでも名前を聞くのがこのケンドリックラマー。まあ趣味を入れないで、完成度や、衝撃度、時代性など、客観的なところで評価すれば、これが当然の一番かな。このヒップホップ門外漢の僕ですらそう思う作品の説…
今週は小説。GOMES THE HITMANの山田君の処女小説を。ハッキリ言って、作詞家の人が書いた小説ってあんまり好きな小説ないんです。音楽に詩を載せるのと小説ってまったく違うものなので、だいたい借りてきた猫というか、小説家の衣装をまとって出てくる感じ…
リンゴデススターの新作が、スターウォーズの新作にぶつかるのは偶然か?しかしこのデススターのスーパーレーザーのような破壊力のアルバムを聴くにつけ、本当にスケールのでかいバンドになってきたと思う。所謂シューゲイザーの範疇に入れられているけれど…
それほどヴァンへイレンに思い入れはないんだけど、僕が洋楽を聞き始めた頃のビッグスターで、昔からなじみがある音で好きでした。でもこの5枚目を改めてこの間アナログで手に入れて、もう大興奮。これはかっこいい!このアルバムはカバーが大半なんだけど…
顔も音楽もシンパシー感じまくりのイールズの4枚目。僕のメジャーデビューシングルのジャケットもイールズの真似をしたぐらいイールズが大好きなんです。最初の3枚のリリカルでドリーミーな感じももちろん好きなんだけど、このアルバム以降たまに現れるオ…
二世というのは因果なものだ。親が偉大なら偉大なほど、親から受ける光と影の影響を受けざる得ない。でもこのビッグネーム中のビッグネーム、ボブ・ディランの息子、ジェイコブ・ディランは飄々と親の影響を受け流しているように見える。意識して距離を取る…
アルコールとノイズの酩酊の果てを表現するバンド、CQがアナログ限定でEPをリリース。しかも会場限定。今回もアナログテープで一発録りだそうです。アナログEPだけでもレアなのに、そんな暴挙に出るバンド今いませんよ。今回はシューゲイズバンドとしてのル…
僕は世代的にもリバティーンズ直撃の世代ではないし、なんか活きの良いのが出てきたな、くらいの感じでリバティーンズの登場を見てました。だから今回の復活も、そこまで興奮するものではないです。でもこの人達の音楽の豊潤さは本当にすごい。基本ラフな演…
アメリカ人シンガーソングライターでありながら、異国の音楽にばかり興味を示す、ザックドンゴン率いるベイルートの4枚目。この人はとても不思議な音楽を作っていて、今どきのテクノロジーを使いながらも、必ずアコースティックな手触りの音を奏で、そして…
アメリカインディー界が誇るギターを抱えた吟遊詩人、カート・ヴァイルのニューアルバム。白昼夢を見ているような、眠りながら暮らしているような、靄のかかったサウンドと朴訥としたメロディーが魅力の人ですが、今回はサイケデリック色が後退。実に地に足…
ブリットポップを担った英国らしい名バンドの2枚目。英国ロックって起源はビートルズ、フー、キンクスの3大バンドだと思うんですけど、その英国ロックにひねりを加えてもう一つの源流となった偉大なバンドがスミス。そしてそのスミスの直系バンドがこのジ…
フレーミングリップスと言えば「Soft Bulletin」以降の血みどろエログロディズニーランドのようなオルタナティブファンタジーミュージックが素晴らしい!というような風潮になってますが、その前の時代のメジャーデビュー後の3枚がとても良いんです。このア…
アメリカインディー界のドンみたいな立場になっても、文系青年みたいな風情のソニックユースのフロントマン、サーストンムーアのソロ最新作。 意外とソロではフォーキーな感じが強かったんだけど、本体のソニックユースがキムキム姉さんとの離婚で止まり、バ…
アメリカインディーミュージック界で今一番信頼されているバンド、ウィルコ。なんとフリーのダウンロードでアルバムをリリース。びっくりしてたら、普通にアルバムも発売になりました。これ売上的にはどうだったんだろう?ウィルコの音楽の一番好きなところ…
昨日も素晴らしい復活(?)ライブを見せてくれたHONDALADYの新作。このコンスタントに新作を出す姿は本当に尊敬しかない。サンプリングという手法は今や危ういものになってる。特に今はオリンピックロゴのパクリ問題もあって、明らかなオマージュに対しても…
僕は小説に関してはあんまり冒険をしないので、なかなか新しい作家に出会うことはありません。本を読むのって忍耐力もいるから、面白くない人は極力避けたいんだよね。でも友達にこの作家の感想が聞きたい!と勧められて読んだのがこのいしいしんじさん。も…
盟友ミムラスの待望のアルバム。カーリージラフのレーベルからリリースです。今回はクラムボンなどを手掛ける星野誠にミックスしてもらって音を追い込んだ作品。実は僕がほっしーを紹介したんですが、けっこうやりあったみたいですね(苦笑)でもそのミムラ…
久しぶりの小説をレビュー。伊坂幸太郎という人は、純文学的感覚とエンターテイメントのバランスがとても良くて。いつもエンターテイメントが強いのに、どこか苦味というか、後味が残るところが気に入ってます。でもだいたい話が面白すぎというかうますぎて…
アルカナの超絶なミニアルバムをレビュー。もう本当に文句なく傑作な一枚。文句があるとしたら5曲だけかい!(実質は4曲だし)ってとこだけ。曲もアレンジも音色もグルーヴも最高。そして歌が本当に良い。どんな音楽かと言われたら、一番簡単にイメージで…
凄い話題になってても、なんとなく触れることなく過ぎて行ってしまうアーティストがいたりします。興味がないのではなく、単純にめぐり合わせというか。そんな感じで聴いてなかったのがこのアラバマシェイクス。ブルージーでガレージなR&Rなんて大好物なのに…
POLTAがついにファーストアルバムをリリース!これが名盤なんです。渋谷系から繋がるポップミュージックの感じと、歌謡曲までも飲み込むようなメロウ感、それでいて、バンドサウンドにはパンチのあるガレージ感もあり、天然のニューウェーブ感まで揃う。そし…
ポール師匠の新作です。何が凄いって、この人はジャムでも、スタカンでも、ソロでも売れて、しかもその売れた音楽に未練をまったく見せずに音楽性をどんどん変えていくところ。だいたいもうソロでも順調に活動してて、どう考えても一番この人の根っこにある…
僕は1枚目から3枚目までの英国臭プンプンのブラーが異常に好きなので、ソング2やビートルバムをかっこよいとは思っても、どこか心底好き!とは当時言えなかったのがこのアルバム。だけど今は完全にアメリカインディーにどっぷり浸かっているので、これはめ…
日本でダンスミュージックとロックを一番ダイナミックに融合してるブンブンですが、このアルバムは今までで一番メロディック。ポップというのはちょっとはまらないと思うけど、一番聞きやすいのは間違いない。音楽やっていると、若いうちは尖がってること、…
スコティッシュギターポップの伝説的バンド、ヴァセリンズの再結成後のアルバム。 もうユージン・ケリーとフランシス・マッキーの二人もけっこうな年齢になっているはずなので、若さあふれる!みたいな感じは出ないんだけど、なんというか、ピュアな青臭さが…
アメリカのチルウェイブに属すると良く言われるトロ・イ・モアのニューアルバム。元々ジャンルからはみ出る音楽性の人だったけど、今回は本当に60年代サイケっぽいギターミュージックで、とても打ち込みベースの音楽を作っていた人とは思えない。あまりの…
デビュー当時ジャクソン5とソニックユースの邂逅と言われてて、その表現に膝を打ったザ・ゴー!チームの4枚目。そのパーティー感あふれるリズムと女の子のボーカル&コーラス、そしてその世界を包み込む轟音ギター。音はすべてチープなんだけど華やかで、気…
昔DOVESという地味なおっさん3人が、センチメンタルでロマンティックなメロディーを奏でる曲をやってたんですが、その中の2人(2人は兄弟)が組んだ新バンド。特にDOVESとの変化は感じないですが、いつだって外さない、ツボを突く名曲の数々。なんか派手な…
ブラ―まさかの新譜です。僕はこの人達の1枚目から3枚目にめちゃくちゃ影響を受けました。これまでのひねくれたポップをやる人たちって、学者肌的な人が多くて、フィジカルが足りない人が多かった。でもブラーはデーモンがやんちゃな暴れん坊ぶりを発揮し、…