今日は午前に曲を作り、午後は悶々と考える仕事をしていた。悶々と考える時は、よくYouTubeに逃げてしまう。でもそこで見た映像で、自分の足下を見つめて、しっかりやらなきゃ…と戻って来た。
それはルクセンブルクのホームレスの言葉だった。どうしてホームレスになったのか?を聞くインタビューの中で、
「誤った場所に誤ったタイミングで足を踏み入れてしまったら、色んなことが悪い方向に進んでしまうんだ」
という言葉を言っていた。その言葉はとても響いたし、自分の事を振り返っても身に覚えがあり過ぎた。今このYouTubeに逃げている状態は、もしかしたらその誤った場所なのかもしれない…と背中にヒヤリとしたものを感じて、しっかり仕事に戻った。
自分がそのホームレスとは何も関係なく、俺にはそんな事は起きない!と信じられるなら、そんな言葉は気にならないのかもしれない。でも実際の自分はそんな強くはなく、過去の自分の行動を考えると、むしろあの場所に自分が居ても何もおかしく無いなと思う。本当に人は紙一重で生きていると、いつも感じている。
だからこそ、今の自分は幸運の上を歩いてるんだと自覚している。今また新しい道が始まる感じで、それも自分の実力だとは思えていない。でも、最近は少し考えを変えた。そんな話が来るのは運かもしれない。でも、それを呼び寄せるだけの事を自分はして来たんだと、そう考えるようになった。そしてその自分を選んだ方にも責任はあるんだから、自分の出来る事をしよう。人は出来る事をやるしかない。自分が背伸びだなぁーと思う仕事が来たら、他の人からはそれが出来ると思われてるって事だ。ならやってみる。それがその人の見当違いなら、悪いのはその人だ。自分の責任じゃない。自分は精一杯自分の実力を発揮するだけ。それ以外に道はない。嫌な事なら断るだけだけど、興味があるなら、やってみる価値はある。とにかくやってみる。
ルクセンブルクは面白い国だった。世界屈指の裕福な国。それでもホームレスはいて、手を差し伸べる人も一杯いた。でも薬に逃げてどうにもならなくなってる人もいる。そんな人とも自分は紙一重で、それは向こう側の話ではない。自分はいつもそう思っている。