昭和と平成

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昭和、というか平成もか。今の時代では考えられない事がまかり通ってた時代だった。サッカー少年団では練習中に水飲んじゃいけなかったし、学校の修学旅行では胸にワンポイントで「sports」と書いてあるTシャツを着てたら、無地じゃないだろう!って怒鳴られた。地味なモノクロのグレンチェックの靴下を履いて高校に行ったら、靴下は取り上げられて、裸足にローファーで学校から帰らされた。友達は寝癖直しにムースを使ったら、整髪料使ってる!と水道に頭を押さえつけられ、頭をびしょ濡れにさせられた。それどころか野球部はリンス使ってただけで怒られていた。自分の過ごした学生時代は、終始そんな感じだった。暴力だって普通にまかり通っていたし、竹刀、金属バット、三角定規と、先生の持つ体罰用具も個性が発揮されていた。


ただ、大人になった自分もそんな世界には順応していたように思う。流石に殴ったりはないけど、今だったらアウトな事が沢山。昔お客さんに男女問わずエロい事大好きなおじさんがいて、そのおじさんの隣に座らされて、3時間口説かれた時がある。それを上司も、お客さんも面白そうに見ていたし、それがエンターテイメントとしてみんなが爆笑している事は、自分自身でも理解していた。その証拠として、その後も笑い話としてそのエピソードを自ら話している。なので自分は上納されたとは思ってない。共犯者。被害者も自分なんだけど。


どこかでそんな感覚は修正しないといけない。もう修正は出来てるつもりだけど、まだ自分を信用はしてない。慎重に、誰かを傷つけてないか、心配しながら生きている。何とも疲れる時代だけどしょうがない。それで傷つく人がいるなら、それは本意ではない。


結局そんな悪意の塊を解放出来るのは本当の身内だけ。あとは本当に気の許せる友達だけだ。悪意が無いことにするのも違う。人間は自分の中に悪魔を飼っている。それを無いものにして、自分の中にそんなものはいない!ってしたら、それはそれで自分の心のバランスを崩すことになる。そんな良い人だけで、良い心だけで出来てる人はいない。悪魔はいるのが当たり前。それを飼い慣らすのが大事。


結局、あの人達は飼い慣らせなかったってことなのかなぁ?とよく考える。あと性癖もあるよね。心底自分がサディスティックな人じゃなくて良かったなぁーって思う。それは本当に思う。女の人が嫌がってたら、それは完全に萎える性癖。向こう側がやる気満々だったら興奮する性癖。それは時代に合ってるのかもしれない。何を性癖暴露してるんだ?って話しですが。笑