「Soul Power」/Curtis Harding

デトロイトのソウルシンガー、カーティスハーディングのデビュー作。まずデトロイトってだけでいい。ソウルといってもガレージロック寄りの音で非常に激しい。この人をフックアップしたのがイヴサンローランの音楽大好きディレクターのエディスリマン。いいところに目付けてもらったよねぇ。今はモード界から目をつけられるミュージシャンが一番売れ線になるしね。でもエディスリマンが好きになったのもわかるよ。このヴィンテージ感と、でもただの焼き直しではない今を感じるムード。音の処理とか、曲の構成とかもただのブラックミュージックではない。今ソウルミュージックっていったらこのくらいパンチのある音の方がグッとくる。ライブを見てみたくなる音楽です。