アメリカの女性ミュージシャン、メリル・ガーバスの一人ユニットがこのチューンヤーズ。この人は昔アフリカに住んでたことがあるらしく、その影響からかどこかアフリカを感じさせるところがある。でも今までのアフリカを感じさせる音楽と言えば、パーカッションの音色だったり、大人数の掛け声だったりがフィーチャーされるものが多かった。でもこの人の音楽は、ループマシンを多用してローファイな音を重ねていくので、所謂アメリカのオルタナ的なサウンド、ニューウェーブ以降を感じるサウンドになってる。それなのにどこかアフリカを連想させるのが面白い。どっちかと言えば打ち込みを多用したマシーンミュージックなのにとてもオーガニックなんだよね。 この独特な折衷感は地球が狭くなった証拠なんだろうか?まあとにかく新世代のワールドミュージックの代表格なのは間違いない。まだもう一皮剥けて大化けする予感があるから、今のうちにチェックすべき音楽家。流行先取りですよ、奥さん。