続く

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昨日は高橋P宅にて、森さんと3人で話し合いと宴。後半はみんなで安全地帯のドキュメンタリーを見た。安全地帯といえば陽水さんのバックを務めるくらいの凄腕だけど、玉置さんのワンマンバンドで、星勝さんの構築されたサウンドが特徴的、という認識だった。でもその物語はバンドマンそのもの。運命共同体だし、北海道の仲間だけで音楽を作るんだ!という強い意志を持っていた(自分達のスタジオも!)。確かに初期の曲はドゥービーブラザーズ的で、とてもゴリゴリにバンドサウンドだった。


でもその強い意志は途中で崩れる事になる。色んなストーリーが重なってそうなるわけだけど、それでバンドは終わっていくのが普通のバンドの物語。でも安全地帯はそこからメガヒットバンドになって行く。でもそこに自分達が目指した理想はなく。とても煌びやかなのに、とても切ない。


メンバーの何人かは亡くなってしまったけれど、まだ安全地帯は続いている。初期の安全地帯の言葉で、兎に角続ける事が大事だ!というのがあった。自分もそれが1番大事だと思っている。それをやり続けてる安全地帯は素晴らしい。


自分はソロだから、自分に当てはめたら兎に角音楽を作り続ける事だと思っている。自分は音楽を作る人なんだ。その強い意志が自分にはある。作るのを辞めた人を非難するつもりはないし、それぞれに事情があると思うけど、結局は作り続けた人、ステージに立ち続けた人には何かが宿ると思ってる。そして飛躍のチャンスはやって来る。打席に立っていれば、ホームランの可能性も残っている。三振の可能性の方が高いのも、認めざるを得ないけれども。


周りの続いているバンド、活動を続けるシンガーソングライター、クリエイターの人はみんなリスペクトしている。今日も兎に角音楽の事を考えて生活をしている人達。もうそれだけで幸せ者なわけだけど、そこに少しの幸運が宿れば、尚嬉しいな。そんな人達がいる限り、音楽文化は廃れない。