評価

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先週末、土曜日は久しぶりに青木君に会った。自分のデビュー前からベースを弾いてくれてる青木義治。ニックネームはセンパイ。俺は呼んでないけど。


青木君とサシで飲んだ。もしかしたらサシは初めてかもしれない。でも全く緊張感のあるタイプではないので、ゆるゆると話しながら。とても楽しい時間だった。


青木君は、自分のデビュー前の、レコード会社と契約する前のデモを聴いている。その時の事を今回青木君は話してくれた。

基本的に自分は自分の事を、色んな所が足りない、音楽的な才能が乏しいと思っている。要するに圧倒的に自信が無い。しかし青木君がその時思った感想は全く違った。こんなにメロディーが書けるのかという驚き、そしてデビュー前にして既に出来上がっている事の驚きが大きかったらしい。そしてこういう人がメジャーデビューするんだなと思ったそうだ。

それを聴いて、自分もデビューする資格があったんだなと今更ながらホッとしていた。まだ音楽を続けられてるし、それなりの結果も出してるのだから、もうちょい自信を持った方が良いのだろうけど、いつもこういう話を聴いてホッとしてしまう。結局人間は誰かの評価がないと、いつまでも路頭に迷うのかも知れない。


その翌日、妹分のモデルで女優の宮崎京の舞台を見に行った。IN EASY MOTIONの舞台「いびつな家族」。話もよく出来てて、しかも演技のテンポがバッチリ。出演者全員の温度感がピッタリで、とても入り込めた。そして親子の絆が大きなテーマの一つだったので、途中からずっと泣いてた。もうこういうのには滅法弱い。


そんな中で母を演じる京は完全に女優だった。美しいかどうかではない次元で舞台に立ってた。そこにいる母親の弱さ、強さ、愛情深さ。むしろ周りを輝かせるようないぶし銀の女優さんになっててびっくりした。事実、娘役の女優さん達はその恩恵を受けていたように思う。

女優を始めた当初は、やっぱりモデルである事、美しい事が浮かび上がる感じだった。けれど、今はモデルである事も忘れてしまう。きっと周りから評価を受けて、自信を積み重ねたんだと思う。


評価はその人の栄養。音楽でも演技でも、どんな仕事でもそれは一緒かもしれない。なので良いと思ったらみなさん、思い切って褒めましょう。それが世界を育てるんだと思って。いつでも褒めてもらう気満々で待ってますので。笑