居場所

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昨日は下北沢251で行われたマドラスとウィルベリーのイベント、shout to the topへ。


ライブ前にロビン・ヒッチコックのアナログを3枚もゲットしてご機嫌で251へ。入ると同時くらいにライブ開始。トップは初めましての関谷謙太郎&オクトーバー。良い歌良い曲でまとまった演奏のバンド。と思ったら、アンダー・ザ・カウンターの人なのね。曲を中心に据えたシンガーソングライター的な方向に行くのか、バンドサウンドに向かっていくのか、どっちにも行けるなぁーと思って聴いてた。これからが楽しみ。


そして次は、楽曲を真ん中に据えながらバンドサウンドも聴かせるって意味では、理想的なバンドのマドラス。昨日は誰かが飛び出すというより、しっかりバンドがスクラムを組んでいるような演奏。そうなるとその真ん中にいる橋本さんの歌が一際輝く。昨日はなんかエモーショナルで、橋本さんの歌が特別良かった。楽曲の良さと歌にフォーカスを絞ったようなライブでした。


次のaeronautsが昨日の優勝かなぁ。ベースの人が抜けた所なんだね。でもサポートに入った綺麗なベースの人もとても良くて、バンドが一体になって音の塊をフロアに浴びせていた。まるで大蛇がフロアでうねっているような演奏。頭に浮かんだ言葉は日本の侘び寂びのあるデスキャブ。エモかったなぁ。


そしてラストはウィルベリー。こういう前のバンドが良い時のウィルベリーは絶対に良いの。寝技に持ち込むレスラーのように、いつの間にか自分のペースに持って行って、最後にはでっかいロックンロールを撃ち放つ。ジョウさんにニック・ボックウィンクルを感じる。しかもベテランなのに昔の曲だけじゃなくて、最近の曲の「ポップスター」とかが核になるのも良いよね。


最後はセッションでクラッシュの「I forget the law」を披露。楽しい夜の締めくくりもパーフェクト。


DJのウメちゃんは俺のためにプリーチャーズとダヴズかけてくれるし(嘘)、その後フロアのみんなと喋るのも楽しかった。なんとなく、いつだってライブハウスの中に居場所がないと感じていた自分にも、素敵な居場所が出来た気がしてます。みなさんありがとう。とても良い夜でした。