先日の長野からの帰り道。松本駅を出発して、塩尻駅を過ぎた頃。下諏訪という駅で電車が急停止。とは言っても激しく急停止って感じじゃなかったので、何かあったかねえ?くらいに思っていた。しかし…。
車内アナウンスが流れる。なんと、乗っていた電車が人身事故。まさかの。それでも激しい感じはなかったから、怪我くらいで済めばと思っていた。しかしそこでまた車内アナウンス。
「全ての窓のカーテンを下ろしてください」
見ちゃダメってこと?ひえー…。これはヤバい事態な事は間違いない。なかなか動かない電車。しかしこまめに車内アナウンスで状況を伝えてくれるので、車内は変な空気にはならなかった。事故直後は車掌さんが怪我人はいないか確認に車内を回ってくれてた。
そして「救助に時間がかかっています。救出が困難な状況で、時間がかかります」とのアナウンス。そして英語のアナウンスでは、途中で「death」という表現が聞こえた…。結局100分の遅れで再出発。後日死亡事故だった事を知る。乗ってた電車でなんて、初めての経験。
いやしかし、JRの対応は良かったと思う。アナウンスはこまめだったし、車内販売も何回も来たし、おまけに新宿では帰れない人に大月で臨時停車。そして各沿線接続を図ってくれて、おまけに帰宅難民のためにあずさの車内を朝まで開放。そのまま車内で寝る事も出来るようにしてくれた。こういう非常時の対応力ってのは人の、企業の力が出る。立派なもんだなと感心したのでした。