今年もお世話になりました!!(ベストアルバムつき・プレゼントつき)

今日から嫁の実家長野に行ってきます。楽しみは年越しそば。そばどころ長野ですが、嫁のお母さんの作るそばはまずいんです(内緒)。でもそれを確認するのが僕の恒例行事となってます(笑)。お母さんすいません。

今年もみなさんお世話になりました!!来年こそアルバム!!来年こそ作家としてブレイク!!来年こそフワリカ盛況!!この3つを目指す所存ですので、ご指導ご鞭撻の程を来年も変わらず宜しくお願いします!!

それじゃあ最後に今年のベストアルバムを発表して。

「WE WERE DEAD BEFORE THE SHIP EVEN SANK」/MODEST MOUSE
 今年は何よりモデストマウス!!サマーソニックでのライブもかっこよかったし。最近僕は革新的なところに比重を置いた音楽にそれほど興味がなくなり、伝統を受け継ぎながら、なぜかおかしなことになってる音楽に惹かれます。このアルバムはまさにそう。ブルーズやカントリー、フォークといったアメリカの土着音楽を下敷きに、トーキングヘッズ経由のリズムの多様さ(ダブルドラム!!)、そして物悲しいメロディーが展開される。サウンドアレンジも素晴らしいし、ジョニー・マーも久々にイキイキ。今年の1等賞。

「TIME ON EARTH」/CROWDED HOUSE
 僕の大好きなクラウデッドハウスの復活作。この人達の作品はいつでも安心して聴ける。ニール・フィンは僕のフェイバリットソングライターですから、悪いはずがありません。いつも通りポップソングでありながらどこかビターで、シンプルでありながら、良く聴くと入り組んでる。実に音楽的。この人達は音楽以外の無駄な要素を感じさせない。この境地にはなかなかいけない。自分のパーソナリティーで埋めようとしちゃうから。まあそれが悪いわけではないですが、音楽だけで勝負できる力量に脱帽。

「GA GA GA GA GA」/SPOON
 今年知ったバンドの中では一番好み。地味なんだけど深いメロディー。少しロウファイな音色も好み。全然名前知らなかったけどもう6枚目のアルバムなのね。しかもこのアルバムで全米ブレイク。ちょっと60年代のブリティッシュの匂いがするんだけど、アメリカのバンドなのでどこか土の匂いもする。そしてオルタナティブの波を受けた世代ですから、サウンドの質感にひねりがある。これが特徴。こういう良いバンドが浮かび上がれるシーンはすごく健全だと思う。

「赤盤」/斉藤和義
 このアルバムはオリジナルとカバーが半々。どれも斉藤和義色に染められてるのが素晴らしいんだけど、このアルバムで好きなのは歌詞。最近は歌詞を書くことがすごく好きなので、特に歌詞を熟読するんだけど、このアルバムは歌詞が凄く良くて。それでよーく歌詞カードを見てみると、なんと作詞は斉藤和義さんじゃないものが多くて。しかも僕の好きな作家の伊坂幸太郎さんが書いてる!!それでなんかいつもと違うなぁ・・と思ったのね。作家の人が歌詞書くと微妙なのが多いけど、これはいいです。

「THE FREEDOM SPEAK」/LARRIKIN LOVE
新人ではこれが一番。いろんな音楽をボヘミアン美学で縫い上げたなんとも味わい深い作品。それでいて若さもある。アコースティック楽器の響きが大事にされてていいよね。文学青年の心の奥底にあるマグマとプライドみたいなものがさわやかに表現されてるからなんだか奇妙な気持ちがココロに残ります。次にも期待!!と思ってたら解散しちゃうところもひねくれててらしい。

僕の中では今年は豊作でもっともっといいアルバムはあるんだけど5枚に限定。禁断の2枚目でよかったHARD-FI、MIA、THRILLS、新人ではRUMBLE STRIPS、中堅ではHIVES、BRIGHT EYES、CRAP YOUR HANDS SAY YEAH、BRMC、ベテランではRADIO HEAD、ASH、TWO LONESWORDSMEN、も良かったし、日本だとGOING、髭、くるりなんかが良かったな。来年もたくさんいいアルバムに出会えますように。そして自分のアルバムも!!みんなに年末プレゼントということでアルバムから1曲「WEEK END」をマイスペースにUPしておきます。年末年始に楽しんでください!!

http://www.myspace.com/hiroshiegawa