悪魔の顔

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昨日は夕方からお出掛け。午前中に懸案事項が片付いたので、ホッとした気持ちで赤坂へ。なんとハリーポッターの舞台。映画も本も見た事ないのに、ひょんな事から行く事になった。なんと、休憩挟み3時間20分という長丁場!そんな長いの初めてかも…。早めの腹ごしらえに人気の担々麺、お茶までして劇場へ。


最初は固有名詞が全然わからないので、これは場違いな所に来てしまったか…と思いました。でも、途中からはきっちり引き込まれて。いやセットとか演出が豪華絢爛!あの幽霊みたいなのはプロジェクションマッピング?本物?とかずっと驚きながら見てました。これハリーポッター知ってたらもっと楽しめるんだろうなぁーって所が沢山。舞台の事はよくわからないけれど、舞台装置の移動も、全て演出に含まれてて、プロの仕事だなと感心。楽しかった。


そんな大満足の帰り道。演劇のことを話しながら帰ろうと思ってたのだけど、そんな僕らの予定を狂わす事態が。

まず、地下鉄にて僕らが座った隣に、60前後くらいのおばちゃんがだいぶ酔った様子で座っていました。だいぶ酔ってるなとは思いつつも気にしないでいると、そのおばちゃんは次の駅で急に立ち上がる。降りるのかな?と思ったら、そのまま向かいのおじさんの席の隣に移動する。あれ?ご夫婦かな?と思っていたら、特に会話もせず。どうやら他人。なんだ?不思議な行動。これでおばさんの左におじさん。右には若い女の子が寝ている。すると酔っ払いおばさん。どんどん女の子の方に傾いていく。そして悪魔に取り憑かれたような顔で、悶絶の表情を見せながら、女の子側に傾く。あれは迷惑だねぇ、なんて小声で話している。あれ吐かないか心配…などと話していたら、おばさん、急に「カポッ!」って音を発する!なんだ!何の音が確かめるべくおばさんを見る。そして!おばさん!吐いた!!!ゲロ吐いた!!!確実に赤ワインを飲んでたんだなとわかる赤いゲロ。飲む時はあんまり食べないタイプなのは幸いか、ぶち撒けるほどではなく、軽くコートの上に垂れていく。しかし、隣の女の子のコートの方にも流れる!危ない女の子!おばさん慌ててストールで隠すが、ちょっとだけ女の子のコートにも赤いやつが触れる…。あぁ。しかし女の子は寝ていて気付かない。それを見ておじさん席を移動。僕らも席を移動。前にぶちまけられたらたまったもんじゃない。


これで舞台の余韻は吹っ飛んだ。悪魔のような顔で吐くおばさんのリアルな姿は、見事に演出された悪魔の姿とも張り合えるくらいのインパクトでした。悪魔、色んな所にいるんだね。恐ろしい。魔法で救ってあげたい所でしたが、魔法の杖もなく。呪文も知らない。残念ながら助けもやっては来ませんでした。南無ー。


いやしかし、自分の奥さんがあんな風になったら、ちょっと無理かもしれん。あんな悪魔みたいな顔されたら、もう人としても見れないかも。もちろんあんな飲み方はしないけどさ。もう良い大人だからね。