2024年ベストシングル。区分けはアメリカ、ヨーロッパ、日本、それ以外。そしてベストアルバムに入ってる曲は選ばないというルール。今回は日本編。写真の都合でベスト9。また緩やかに良かった順です。
luvis「Linda」
2024年に出会った、ローファイな音像でロマンティックなメロディーを奏でる京都在住のシンガーソングライター。令和の南佳孝と呼びたい。ウォンチューって言って欲しい声。好き。アルバムはずっと出てないから出さない主義なのかな?
リーガルリリー「ますように」
リーガルリリーはどれも良かったけど、この曲の「ますように」のリフレインはやられた。このバンドの言語感覚はとても面白い。さらにこの曲ではシンプルなバンドサウンドだけじゃなくて、オーケストレーションを施した意外性もバッチリ。あ、アルバム聴いてなかった。聴かなきゃ。
志摩陽立「14通りの明日の2人」
このご時世にしっかり真っ直ぐJ-POPを作ってる事に敬意を表したい。伝わりやすい良いメロディーを書くってのは稀有な才能で、この人はそれを持っている。その素晴らしさを忘れてはいけない。
DONGROSSO「BOUROU」
どんぐりずとモンドグロッソでドングロッソ。この組み合わせずっと良いから、恒久的なグループで良いのでは?とさえ思う。これはとびきりポップ。
odol「伝えて!」
こういう中華メロディーにどうしても反応しちゃうのはニューウェーブ世代だからか。スージー&ザ・バンシーズの「香港ガーデン」を思い出しちゃう。最後にバンドサウンドになってギター掻きむしる感じもかっこいい。
大橋トリオ「空飛ぶタクシー」
いつだってパーフェクトポップを作る大橋トリオがまたやってくれた。しかもこの少しだけエレクトロニクスな音が入ってる塩梅が最高すぎる。好みど真ん中。
眞名子新「出自」
この時代にフォークど真ん中の音を作る眞名子新。どこから出来たのかも、どんな音楽を聴いて来たのかもしれないけど、本当にアコギと歌だけで勝負してて素晴らしい。出会いは「ナスティハウス」って曲だったかな。あれももう2023年か。そのまま変わらずにいてくれて嬉しい。歌詞も良いです。
アイナ・ジ・エンド「Love sick」
アイナは「Poppin' run」とどっちにするか迷ったけど、時雨風味なこちらを。稀代のボーカリストで、どんな曲にも対応してるけど、まだ本当の使い方は誰も出せてない気がする。まだもう一個上があるというか。今でも充分過ぎるけど、もっとあるような。
日向坂46「君はハニーデュー」
アイドルに曲を書く作曲家として1番シンパシーを感じて、さらに悔しく思ったのがこの曲。この絶妙な半音使いと、Aメロ前のシンセにやられた。ここから4期生が前面に出て、日向坂の新しい時代が始まった感じがします。W佐々木卒業(あとまなふぃ)で、一期生も全員いなくなるし、これからどうなるかねえ?一曲送り込みたいので、ずっと頑張ってコンペ参加してます。
最後まで迷ったのはa子の「ときめき」ね。これはマジで良かった。岡村和義の「少年ジャンボリー」、フジファブの「KARAKURI」も。あとはアナログフィッシュ、ゆーりの「カンタンミュージック」、乃紫の「緑色反応」かな。印象に残ってるのは。
次回はアメリカ、ヨーロッパ、日本以外のアザーカントリー。って言っても韓国とオーストラリアに占められてますが。