2013年ベストアルバム!!

いやー遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。年末からずっとの忙しさにかまけて、ブログを書いてませんでした。怠けてたわけではないんですよ。色々重なってね。

そして昨年から書きそびれていたベストアルバムを発表!僕のレビューはいろんな人が参考にしてますからね。変なものは選べない!基準は2013年に聴いた2013年のアルバム。なので2013年ベストアルバムを見て、それで2014年に買ったものは除外です。今年は突き抜けた大傑作!というものはなかったんだけど、相当10枚を選ぶのに迷うくらい良作が多かった気がします。リリースすれば絶対ベスト10に入るような大好きなアーティストも弾かれる濃密な群雄割拠。豊かな1年でした。

1.「Wonderful, Glorious」/EELS

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20130428/1367103850

2:「WAKIN ON A PRETTY DAZE」/Kurt Vile

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20131201/1385862467

3.「LAST NIGHT ON EARTH」/Lee Ranaldo and the Dust

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20131124/1385254134

4.「Modern Vampires of the City」/Vampire Weekend

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20130709/1373334849

5.「cairn」/Huckleberry Finn

6.「なんだこれくしょん」/きゃりーぱみゅぱみゅ

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20131229/1388291684

7.「NEXT DAY」/DAVID BOWIE

8.「AM」/ARCTIC MONKEYS

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20131027/1382866959

9.「Reflektor」/Arcade Fire

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20131215/1387095845

10.「Crimson/Red」/Prefab Sprout

http://d.hatena.ne.jp/egawahiroshi/20131215/1387094787

きっちり順位もつけてるつもりですが、僕的には1位から7位まではほぼ1位。どれが1位でも良いです。大体すでにレビュー済み。ハックルだけまだだった。書いてなかったなんて!

1位のイールズ。これ誰もベストアルバムにあげてないんですけど?2枚組で、1枚はライブとかボーナストラックなのかな?イールズオルタナサウンドの完成形。というか僕はイールズが好き過ぎるんです。

2位のカート・ヴァイルは今もっとも新作が期待できるアーティスト。サイケでアコースティックでギターサウンドで、絶望の先のほんわかみたいな気分を味わえる。ギタリスト必聴。

3位はソニックユースのギタリスト、リーラナルドのバンド名義になったセカンド。ソニックユースに今でもに過激な音を求める人がいるみたいだけど、僕はこのノイズの地平を抜けた先にある枯れた人肌サウンドがとても好き。いいじゃん、いつまでも過激じゃなくたって。こういう人が持つメロディーがいいんじゃない。

4位は傑作ヴァンパイアウィークエンド。これは最新のポップミュージックだよね。過去をしっかり参照しつつ、新しい音を提示する。完全に化けましたな。今音楽作ってる人が指標にしちゃう音楽。

5位はハックルベリーフィン。これはアメリカインディーシーンの中に入れるべきアルバム。ピッチフォークはまずこれをレビューしなさいよ。バンドサウンドはこう鳴らすんですよ、という教科書のような出来上がり。でもそこに現代ならではの土っぽさが加わる。ミュージックマガジンもこれ扱わなきゃだめでしょ。日本では今年のベスト。

6位はびっくりしたきゃりーぱみゅぱみゅ。もうたおが夢中で。世界の様々な音楽をミックスする日本の頭脳がポップアイコンに刺激されて作った傑作ごった煮エレクトロポップ。全曲いいよ。渋谷系も入ってるのが世代的にツボ。後は歌詞。おっさんがこの歌詞を書いている衝撃。

7位はデヴィッドボウイ。もう降参。急に新しくなくてもよかろうが!とちゃぶ台をひっくり返したような傑作。焼き直しで何が悪い!フォロワーを生み続けて本物が、本物にしか鳴らせない音をどうだ!とばかりに鳴らした。おじいちゃんすごい。

8位はアークティックモンキーズ。俺デビューの時はそんなに気にしてなかったんだけどね。ジョッシュオムとやるようになってからが凄い好き。ファストじゃない哀愁のミディアムヘヴィーロック的なやつね。このアルバムもめっちゃど真ん中。

9位はアーケイドファイア。まあ前作や1枚目ほどでの傑作ではないけど、ジェームスマーフィーと組んで新しい音に貪欲に取り組んだ姿勢にリスペクト。U2がアンクトンベイビー作った時のような。次の作品がもう楽しみになっちゃうね。

10位はプリファブスプラウト。もう完成された世界。誰も踏み入れられない無菌室。正しい場所に正しい楽器で正しい音階が鳴る。でも驚きがない世界ではなく、いつ聴いても新鮮。これはイギリス職人の音楽だね。ベテランってすごい。

ふー、こんな10枚になりました。傑作揃いだなー。漏れた中ではフランツフェルナンドとフェニックスが最後まで苦悶した。絶対にいつも好きなアルバムを作る信頼してるアーティスト。あとはブラックレベルモターサイクルクラブ、ロウ、ジェイミーリデルも良かったな。

それと年末に出会ったのビッグ・ザ・グレープも入れたかった。松井さんというある意味ロックアイコンの衝撃。山田稔明君の「青の時代」も良かった。音楽を真正面から作ってるところが凄く尊敬。そしてなんといっても70/QVの「nemuskill」ね。これも傑作。例年なら入ってる作品だったかな。身近にもベストアルバム級の傑作を作る人がいるのは本当に素晴らしい。

いや2013年はアナログ買ったりであんまり新しい音に出会ってないつもりだったんだけど、それでもけっこう聴いてた、そして充実してたことを振り返って思いました。2014年はどんな音に出会えるかなぁ。楽しみ!音楽って良いよ!みんなちゃんと買って音楽を聴く喜びを知ろう!買った音楽ともらった音楽ってちょっと聞こえ方が違うからね。俺は今年もミュージックジャンキーでいきます!