ご多分に漏れず我が家でも「レリゴー♪」がヘヴィローテーション中です。娘のたおが完全にはまっております。でも曲も良いし、アレンジも面白いし、一緒に聴いてても全然嫌じゃない。しかも松たか子の歌が素晴らしい!なんだろう?歌手で歌の上手い人になると「私歌上手いでしょ?」感が歌い上げるほど透けて見えて、胸やけがしてくるんだけど、松たか子の歌はちっとも嫌味じゃない。もちろん歌い上げてるんだけどね。きっと歌だけが表現ではない人だから。歌にしがみついてる感じがないんだろうな。そこが力が抜けてていいんだと思う。
しかしここで取り上げたかったのは歌詞。この日本語の詞は本当にうまいと思う。元の英語の歌詞の意味もあるし、しかもミュージカルだから、物語の筋から外れるわけにはいかない。そんな制約の中であの歌詞を書いた作詞家の方は素晴らしいと思う。何が素晴らしいって最後の「少しも寒くないわ」というあのフレーズ。あのリズムを持ち込んだのも凄いし、強がっている感じと、その裏にある孤独感、そんないろんな感情が入り混じった状況をあの簡潔さで表現してる。作詞というのは一つのフレーズが世界を決定づけてしまうような、そんな強さを持っている。いい仕事だと思います。
松たか子の歌とあの歌詞、そして元々のメロディー。「アナと雪の女王」の成功はこの曲がでかいよね。今日もたおは近所迷惑全開で熱唱中です(笑)