レビュー:「アネモネ ワールウィンド」/OLDE WORLDE

僕は洋楽にだけ影響を受けて日本の音楽なんて知りませんよー!なんて顔して、実際は雰囲気だけで、英語詩で最先端というかおしゃれでモードな気分に浸ってる音楽ってあんまり好きじゃなないんですよ。けっこういると思うんですけど。それでこのOLDE WORLDEもそんなもんかと思ってたんです。まあ元々は女の子かと思ってたし、まったく何もわかってなかったですが。でも最近聴いたら脱帽!確かにアメリカンインディーやら、イギリスのネオアコ以降のギターポップに連なる音楽であることは間違いないんですが、雰囲気だけ真似てるのではなく、頭の中でこの音が鳴ってるんんだろうなぁーってのが伝わってくる。リズムもメロディーも音色も面白い。もっとアンビエント的なものかと思ってたら凄いインディーロックサウンドなのね。ベック以降のポップをしっかり噛み砕いて血肉にしてる。この人はすごいわー。若者には負けておれんぞ!と思える凄いツボな作品。今度組んだバンドにはこういう色も入れたいなーなんて思っちゃった。影響受けてます。