「Seven Dials」/Roddy Frame

アズティックカメラの紅顔の美少年も年をとり、すっかり大人のシンガーソングライターになった。そんなロディフレイムの新作。この人は思った以上にギタリストなんだなぁーというのを感じます。元々ギター上手かったけど、シンプルなサウンドの中でサウンドを操るのはいつもギター。しかも微妙なトーンを使い分け、それこそクラプトンかジョンメイヤーかというくらいギターで歌う。でも曲そのものはやっぱり英国の香り漂う気品が溢れる。なんとも言えないこの清涼感はなんだろう?アズティックカメラにいつもあったあの凛とした美しさは若さ故じゃなかったんだな。何も明け渡すことなく大人になった美しきシンガーソングライターの傑作。何も新しくないけど、新しさなんていつも必要なわけじゃないんだよ。
でもジャケ写は老けすぎでしょ?おじさんのロディフレイムなんて・・・。