「Benjamin Booker」/Benjamin Booker


あのラフトレードが契約した黒人シンガーソングライター。黒人らしいブルース、R&Bの感触はあるんだけど、かなりラフなガレージサウンドでR&Rそのもの。でもそれでいてヴィンテージ感だけが強いわけではなく、なんか今も感じさせる。ホワイトストライプス的なイメージかなぁ。まあ実際ジャックホワイトがオープニングアクトに抜擢したらしいし。最近の黒人がラフなR&Rをやるのってジャスト。カーティス・ハーディングもそうだったけど、あの丁度良いガレージ感って白人だとなかなか出せないんだよなぁ。R&Rのねちっこさが違う気がする。ロックをロールさせる時の粘り腰。ギア低速でフル回転みたいな。腰にクル、猥褻なグルーヴ。今年一番の殴られた感です。