ジャズが苦手ってことはないのですが、基本的に楽曲単位にこだわる僕としては、あまり縁のない音楽でした。どっちかというと演奏に重きを置いた音楽と言うイメージがあって。
でも最近はちょっとイメージが違うジャズがチラホラ。昨年のMVP的ヒップホップアーティストのケンドリックラマーや、デヴィッドボウイも最後のアルバムで多数のジャズミュージシャンを起用していたし、フライングロータスあたりもジャズ的なアプローチを取り入れていて、流れが来てるなぁーとは思ってました。
そしてそのフライングロータスのレーベルから真打ち登場!というのがこのカマシ・ワシントン。サックスプレイヤーで、ジャズなことは間違いないと思うんですが、なんというか、宇宙的イメージもあって、テクノやらロックやら、もうとにかくジャズだけに収まりきらない音楽が繰り広げられているんです。いやー完全にやられました!
もうジャズかどうかはどうでもよいんだよね。とにかくかっこいい!これを買ってからはもうへヴィローテーション。朝でも昼でも夜でも合う。音楽のかっこいい部分だけを集めたコラージュ作品のようなイメージ。僕と同じようにジャズと縁遠い人も聴いて欲しいアルバム。これは扉が開くよ。うん。