「She Paints Words in Red」/House of Love

80年代後半から90年代初頭に活躍したUKギターバンドの復活作。ボーカルのガイ・チャドウィックを中心に作られた、少しリリカルで、時にサイケデリックな物憂いサウンドとメロディがたまりません。ちょうどスミスが解散したころに出てきて、僕はスミスより断然こっちが好きだったなぁ。クリエイションからデビューってのもUK好きの心をくすぐるよね。そんなバンドも90年代中期に解散。その後ガイ・チャドウィックによる地味渋ポップ愛好家にはたまらんソロアルバムなどは出てたけど、バンドの噂も聴かず。ところがレコード屋でこの復活作を発見!おー再結成!と喜んで手にしたのです。再結成ってまあだいたい金の為だったり、同窓会的なところがあったりで、温くなりがちなんだけど、やっぱり新作を作ってくる人たちは何かが違う。それは久しぶりのケミストリーに何かを感じたからだと思うんです。そしてこのアルバムもやっぱりその何かがある。焼き直しでもなく、年を経たからこその柔らかさみたいなものもあり、昔のサウンドの懐かしさと、その先を見せてくれる新しさが同時にある。こんな再結成なら大歓迎です。ハウスオブラブの再結成、僕は完全支持です。

■ライブ情報
6/14(金)高円寺HIGH
エガワヒロシPRESENTSフワリカ!!PART27 〜DANCE CRAZE〜
前売り2,500円 当日2,000円
OPEN18:30 START19:00
出演:エガワヒロシHONDALADY、70/QV、フワリナ