「Fading Frontier」/Deerhunter


アメリカのガレージ風味な、ちょっと他とは違うシューゲイザーバンド、ディアハンターの6枚目。

このバンドはいつも音をコロコロ変えていくんだけど、今回はまさかのピーターガブリエルやティアーズフォーフィアーズを参照にするなど、ちょっとビッグなドラムなどを導入。中心人物のブラッドフォード・コックスのソロ、アトラスサウンドでも垣間見れる50年代R&Rの雰囲気と、80年代の感じが合わさるの?なんて聞く前は想像できなかったけど、聞いてみたらしっくり。どこか不可思議な世界が、さらにドリーミーになっております。ここではないどこかをしつも求めてるこのバンドらしい音。

このバンドは本当に自由。どこにだって行ける。新作が出たら試聴せずに手に取る数少ないバンド。僕はこのバンドとTHE THEって近いところにあると思うんだけどな。誰も同意しなそうだけど。