引き続き後半。
Being Funny In A Foreign Language/THE 1975
バンドにポップである事を課してるような、そんな意志を感じる音。でも嫌な感じは全然せず、むしろ大義すら感じる。音の完成度も見事。80年代サウンドは完全に市民権を得た感じしますね。ウィークエンドのおかげもあるでしょうけど。
Quality over opinion/Louis Cole
これはライブと合わせて一本!最高だったもんなぁ。何処かでふざけた感じがないと、今って入り込みづらいよね。ユーモアは大事。そこに有無を言わさぬテクニックと、芳醇なセンスが合わさる最強音楽。
Revealer/Madison Cunningham
これは出会いでしたね。アメリカの女性シンガーソングライターマディソンカニンガム。伝統的なフォークロックだし、編成もギター、ベース、ボーカルのなんの変哲もないものなんだけど、とても新しく感じる。これは全ギターバンド聴いた方が良いと思う。フレージングと音の処理で古さを打破する、とても良質な音楽。
これが今年1番びっくりしたかな。俺の知ってるマーズヴォルタじゃない!って。ギターあんまり歪まないし。やっぱりこの人達って普通にオルタナティブだの、ハードロックだのに収まる人達じゃないんだな。そう思った。この全く予想外の新しい音にセルフタイトル。完全支持。
Rolling golden holy/Bonny light horseman
アメリカのインディーフォークトリオ、ボニーライトホースマン。僕はビッグシーフよりこっちが好きですねえ。音の一つ一つが研ぎ澄まされてて、歌心があってってのは全く一緒なんですけど、この3人の音楽が持つムードがとてもしっくりくる。これ聴いて寝るのがとても好きな時期がありました。
Gemini rights/Steve lacy
ベストヒットUSAで知った人。ジ・インターネットのギタリストなんですよね。今の音なんだけど、しっかり楽器も弾いてて、何処か捉えどころのないポップミュージック。上がるでもない、憂鬱でもない感じがとてもしっくりきます。
Midnight/Taylor Swift
今のアメリカ音楽界の女王、テイラーはこの所全く外さない。時代との寄り添い方もしっくり来る。これだけ売れてて、地に足がついてるのって凄いなーって思う。まあもうちょい冒険して欲しい気もするけれど、好みの音なんで抗えません。
Devolver/Ryan Adams
アホみたいに曲を作る作曲猿ことライアンアダムス。4枚もアルバム出して、どれも良いってどういう事?でもこのアルバムが1番しっくり来たかなぁ。まあ4枚も作った努力賞的側面もありますが。色々やらかすタイプだけども、憎めないかなぁ。
Surrender/Maggie Rogers
プロフェッショナルな音作りの腕のあるアメリカのシンガーソングライター。ファレルがフックアップしたんだよね。まあこういう人は裏方としてもやっていけるんだろうし、歌も良いから、ずっと残るよ。前のアルバムも好きでした。
Blve rev/Alvvays
カナダのインディポップバンド、オルウェイズ。今作はザッツギターポップ!シューゲイザー風味も強いし、その界隈は絶対にたまらないはず。下北のギターバンドに聴かせたら全員好きだと思う。そのくらい良く出来たアルバム。バンドやるの楽しそうだな。
という10枚が後半のベストアルバム。合わせて20枚。純粋に20枚選ぶとまた違うのが難しいところ。まだまだ良い音楽作ってる人いっぱいいますよ。
俺のこんな駄文が少しでも誰かに届いて、誰かの音楽ライブを豊かにすればいいなと思ってやってます!どうぞ2023年も楽しい音楽ライフを!良いアルバムあったら俺にも教えてねー。