「El Camino」/The Black Keys

2002年デビューの中堅ながら、完全にベテランの匂いのアメリカのノイジーなR&Rバンドの7枚目。グラミー賞の最優秀ロックアルバムですからね。そしてプロデューサーとしても頭角を現すなど、今の時代の寵児になってきてる。古臭い土埃が匂うようなR&Rなんだけど、音の選び方がモダンで、その組み立て方がオリジナル。ヒップホップ以降の感覚と、オルタナな暴力性、それでいて親しみやすい温かみのあるメロディー。このバランスは秀逸だよね。そりゃあプロデュース頼みたくなるのもわかる。これからのアメリカンロックを担う存在なのかも。きっとミックジャガー辺りがプロデューサーに担ぎ出すんじゃないの?今後の動きが気になるバンドだね。