「Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sitl」/Courtney Barnett

この間タワーレコードで試聴して一目惚れで買ったオーストラリアの女性シンガーソングライターのアルバムを紹介。

別にSSWだからって丁寧に音を紡いでいくイメージではなく、サウンドはまさに豪快。ガイデッド・バイ・ヴォイシスにつながるようなローファイにささくれたギターのバンドサウンド。この荒れ具合がほんと絶妙。

また女の子のこういうロックな音を出す人だと、妙に肩に力が入って男勝りだったり、逆に女を意識しすぎたりすることも多いんだけど。この人はサウンドは男らしいけど、どこか力の抜けた感じがあってとても良い。

地味だけど、すこしだけ心が軽くなるメロディーとか、隙間の多いアレンジとか、今の色々加工できる音ではなく、手触りの良さで勝負するタイプ。今はみんなある程度の音楽が作れるようになったけど、こういう石ころを転がしたような音楽は、その人の個性があってこそだからね。

とても良いシンガーソングライターが出てきたなぁーと思います。今後も注目。