クロップとリバプール。最初にこの組み合わせのニュースを見た時に、これ以上ピッタリ来る組み合わせある?って思ったのを覚えてる。そしてその予感は間違いでは無く、歴史に残るチームが出来上がった。いやもっと強いチーム、もっと圧倒的なチームは他にもある。でも、こんなにエモーショナルなチームはそうない。
クロップにクールなチームは似合わない。だってヘヴィメタルフットボールを提唱した人である。ビートルズの街リバプールにヘヴィメタルが似合うのかはわからないけれど、ゴール裏の熱さはヘヴィメタルと良く似合う。アンフィールドで鳴り響くパワーコードのようなコップの声は、重厚なリフで畳み掛けるようなサッカーと相乗効果抜群だった。
これでペップとクロップのライバル物語も一旦終了なのも寂しい。ペップはゲームコントロールの為にクロップの守備に影響を受け、ペップはとにかく前に進む為にペップのボール保持に影響受けた。この2人の対戦はフットボールの進化の触媒だった。ペップとモウリーニョだと正直モウリーニョが悪役に見えすぎる。クロップこそペップを追い詰めるに値する人だった。今後はアルテタとシャビアロンソにその役を期待したい。
クロップ、今後はどうするんだろう?今のイングランド代表率いたら強いだろうねえ。ちょっと見てみたいけどなぁ。フットボールファンの夢がそこにあるよ。もちろん、日本代表で南野、遠藤航と再会とかしたら最高だけどね。まあ日本サッカー協会にそんな金はないからそれは夢物語なんだけど。
引退した長谷部も将来、クロップみたいな名将になる素質はある。長谷部監督が日本をW杯優勝させるラストピースになったりしてね。クロップほど熱くはないし、ユーモアもないけど。クソ真面目だからなぁ。でも心を整えさせたら長谷部の右に出る人はいない。