「Salvation Town」/Jonny Two Bags

所謂アメリカーナと言われる音楽が好きです。スフィアンスティーブンスが出て来た頃から注目し始め。アメリカの伝統音楽、カントリーやブルーグラス、もちろんブルーズなんかを下敷きにした、少し土臭い音楽。そこに微妙に新しさや、テックスメックス的な風味を足していく。

そしてこのアメリカーナの傑作アルバムは、まさかのソーシャルディスト―ションのギタリストのソロアルバム。昔1枚聞いたかなぁ?くらいのバンドだし、そんなに印象にも残らなかった記憶しかないんだけど、このアルバムは完璧にアメリカーナなんです。

土臭いサウンドに、ライアンアダムスを思わせるような味のあるボーカル、そして沁みるメロディー。南部的な、もうはみ出してメキシコ的な感もあるアルバムで、試聴して一発で手に取ってた。そのくらいキャッチ―でインパクトがある。

別に目新しいことはないけどね。でも音楽って新しければ良いってもんじゃないからね。アメリカの底力。アメリカの層は本当に厚いと思った。そんな大したことないと思ってたバンドのギタリストがこんな傑作作るんだから。唸るわー。