「Salutations」/Conor Oberst


ブライトアイズのコナーオバーストの新作。元々はローファイの世界にいた人ですが、キャリアを重ねるごとにオーソドックスな音にはなって、最近はルーツ志向が顕著な音に。でも正直ブライトアイズ名義からソロ名義になって、何か零れ落ちたものがあるのかなぁ?と思ってました。

しかし、この新作でやっとバランスがぴったりに合った気がします。元々歌声がエキセントリックなので、十分パンチはあるんですが、その声に負けないメロディーとアレンジで、しかも真正面からの美しいアレンジでバランス取れたのが素晴らしい。どうしてもこの声だと奇抜に行きたくなるよね。ついに達成した普遍性がありながら、刺さる音楽。今年のベストアルバム候補ですな。またライブ見たいな。