2015-01-01から1年間の記事一覧

「Strangers to Ourselves 」/Modest Mouse

所謂アメリカのインディーロックというものが大好きです。その中でも断トツに好きなバンドがこのモデストマウス。 音楽には様々なものがあって、その中に黒人音楽にカテゴライズされるファンクミュージックというものがあります。ファンクに影響を受けたバン…

「SOFT CONNECTIONS 」/Nic Hessler

カリフォルニアのインディーポップシーンから現れたギターポップの王道を奏でる新鋭。元々CATWALKという名前で一人で活動してた人が、本名で始めました!ってことみたい。音はアコギの音と、クリーンなアルペジオで構成される端正な音で、まあ60年代の匂いが…

「Chasing Yesterday」/Noel Gallagher's High Flying Birds

音楽と言うのは、結局メロディーとリズム、そして音色なわけです。その中で音色は玄人好みの世界に入りがちだし、リズムは派手にリズムを組み立てるものは別にして、細かいリズムの違いは耳の超えた人以外は判断しにくい。グルーヴが違う!とかね。そんな中…

「Sometimes I Sit and Think, and Sometimes I Just Sitl」/Courtney Barnett

この間タワーレコードで試聴して一目惚れで買ったオーストラリアの女性シンガーソングライターのアルバムを紹介。別にSSWだからって丁寧に音を紡いでいくイメージではなく、サウンドはまさに豪快。ガイデッド・バイ・ヴォイシスにつながるようなローファイに…

「Uptown Special」/Mark Ronson

セレブご用達DJにして、イケてるプロデューサーのマークロンソンのソロアルバム。4枚目かな?作家の母と不動産業の企業家の父親との間に生まれ、親戚にイギリスの大臣がいるというセレブ中のセレブ。お母さんがお父さんと離婚後に結婚した、所謂義理のお…

「I Wasn't Born to Lose You」/Swervedriver

シューゲイザーの代表的バンド、スワーヴドライバーの17年ぶりのアルバム。あの時代の空気を真空パックしたような作品なんだけど、このバンドは元々シューゲイザーシューゲイザーしてるわけではないので(なんだこの表現?笑)、シューゲイザーに関係なく、…

「SCARY MONSTERS」/David Bowie

久しぶりに聞いたボウイの傑作を。このアルバムは70年代末からの所謂ベルリン三部作の後の作品で、レッツダンスでバカ売れする前という過渡期の作品。でもこのアルバムはポップとエキセントリックのバランスが絶妙。のちのニューロマ感も先取りしてて、ビ…

「NO CITIES TO LOVE」/SLEATER KINNEY

ライオットガールムーブメントが最後に残した最も芳醇な果実がこのスレーターキニー。なんと10年ぶりに復活!しかもさらに力強くなって復活です!うれしい!ギター2本にドラムというガレージバンドスタイルで繰り出されるR&Rは、ガレージの枠だけに収まらず…

「Everything Ever Written」/Idlewild

スコットランドはエジンバラの雄、アイドルワイルド6年ぶりのアルバム。僕はこのバンドのアルバムを全部持ってるくらい好きなんですが、初期はブリットポップ後のダウナーな時代にむしろグランジ寄りのパンクサウンドで出てきて。その後はREM流れの少し大人…

「DQS」/DQS

ドラム11台の規格外バンド、DQSの初アルバム。リズムというものには音階がないので、リズムを前面に出したバンドになると、どうしてもポリリズムとか、変拍子の世界にのめりこむことになり、難解になりやすい。このDQSにおいても、変拍子やポリリズムは登場…

「Lost in the Dream」/The War on Drugs

アメリカの吟遊詩人、アダム・グランデュシエル率いるサイケデリックバンドの3枚目。初期には同じように淡い色彩の音楽を奏でるシンガーソングライター、カートヴァイルもメンバーだったというこのバンド、とてもオーソドックスな編成で、オーソドックスな…

「Lost on the River」/The New Basement Tapes

ディランが残した未発表の歌詞に、様々なアーティストがメロディーを付け、それをTボーン・バーネットが中心になって仕上げて作品。ある意味企画ものなんだけど、ディランというアーティストの気高さみたなものが、バラバラになるのを許さないというか、各ア…

「Matador」/Gaz Coombes

ブリットポップの代表的なバンド、スーパーグラスの主役、ギャズのソロ2枚目。最初はパロディー的なくらいの躁病的な英国ポップでデビューしたので、そのイメージが強いですけど、その後の彼らは実に大人でありながら、でもパワフルで暴れん坊な英国ポップ…

「Black Hours」/Hamilton Leithauser

ハミルトンリーサウサーの1枚目。ウォークメンというバンドで活躍するフロントマンが、アメリカインディー界の要人を召喚して作成したソロアルバム。僕はウォークメンの全身バンドのジョナサンファイアーイーターというバンドが好きなんだけど、調べたらこ…

育児とは嫁への愛情から始まるのだ

イクメンなんて言葉ができてから、お父さんの育児が高まってるけど、逆に仕事より育児を優先することへの逆風が強くなっています。そりゃそうだ、仕事頼みたい時にいなくなっちゃうんだから。会社側からしたらそんなの評価はしにくいと思う。でもまず第一に…

「グッド・ナイト」/森は生きている

ベストアルバム2014の邦楽部門で2位に選出しました、森は生きているのセカンドアルバム。バンドの演奏と宅録感の同居が今のバンドだよね。スタジオで録音した音を家に持ち帰り、メンバーが自分の家でミックスをしたという。所謂アーティストミックスなので…

「Seeds」/TV on The Radio

ロックバンドであることにどれだけ価値があるのかわからない時代に、ロックバンドであることを高らかに歌い上げるようなアルバムを作ってきた最先端のバンドがTV on The Radio。首謀者デヴィッドシーテックは今や売れっ子プロデューサーであり、様々なかっこ…

「Salad Days」 / Mac DeMarco

カナダの天然系シンガーソングライターの2枚目。天然のサイケデリック感がホンワカして良い感じ。カートヴァイルに繋がる感じはあるんだけど、あの天才感はなく、圧倒的でないところが良いところ。ドラム、ベースに頼りない音色のギター。そこにオルガンがた…

2014年ベストアルバム!邦楽編

あまりに落とすのが惜しいアルバム続出で邦楽ベスト10も選出することに。まあ洋楽よりは買ってないから10枚にしたらすんなりでしたけど。1.THE PIER/くるり これはもう完璧。圧巻のくるり。ここ最近の作品はちょっと物足りなかったり、上品すぎる感じが僕…

2014年ベストアルバム!!

2014年もたくさん音楽を聴きました。音楽バカ一代としては、音楽を買うのはもはやご飯を食べるのと一緒。もう当然のこととなってます。アナログを買うようになったので、中古盤を買う頻度は増えて、CDを買うのは減ったような気がしてましたが、新譜はCDと決…